■折り紙を使って“指で考える”
私は子どもたちの「考える・工夫する」という部分を鍛えることを大切に、授業をしています。
算数の算という字を調べてみると計算のほかに【考える】、【見通しをたてる】という意味があります。
算数は【見通しをたてる勉強】にもってこいの学習なのです。
算数の力を鍛えるためには、知識の詰め込みではなく、折り紙などをつかって“指で考える” ことが重要なのです。
本書で紹介する図形折り紙や立体折り紙は、楽しみながら考える力をつけるために、私が日常教室で生徒と一緒に制作しているものです。
ですから、一見難しそうでも、大丈夫。幼稚園年長さんからお父さんお母さんまで夢中になって、つい何個もつくりたくなってしまいます。
つくった折り紙を組み合わせたり、線をひいたり、いろいろな楽しみ方があります。
ぜひ、親子でチャレンジしてみてください。 (「はじめに」より)